ジョージタウン (ペナン州)
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ジョージタウン George Town 乔治市 | |||||
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標語 : "Leading We Serve" | |||||
位置 | |||||
座標 : 北緯5度25分00秒 東経100度19分00秒 / 北緯5.41667度 東経100.31667度 | |||||
行政 | |||||
国 | マレーシア | ||||
州 | ペナン州 | ||||
市 | ペナン島市 | ||||
地区 | ジョージタウン | ||||
地理 | |||||
面積 | |||||
地区域 | 25.89 km2 | ||||
人口 | |||||
人口 | (2020年現在) | ||||
地区域 | 158,336人 | ||||
備考 | [1] | ||||
公式ウェブサイト : www.mppp.gov.my |
ジョージ・タウン (George Town) は、マレーシアのペナン州の州都であるペナン島市の、中心地区である。
概要
[編集]ペナン島の北東部に位置している。かつては単独で自治体ジョージ・タウン市を運営していたが、1976年12月14日に合併により市域が島全体に広がった。現在は広域都市ペナン島市 (略称:MPPP, マレーシア語:Majlis Perbandaran Pulau Pinang, 英語:Municipal Council of Penang Island)の行政の中心地として機能している。
ジョージ・タウン地区の人口は約15万人で人口密度が非常に高い。古くから交易の拠点として栄えた港町であり、歴史的な街並みは世界遺産に登録されている。地区内には100を超えるホテルが立地しており、ペナン島観光の拠点となっている。
歴史
[編集]1786年、イギリス東インド会社が交易の拠点として入植し港を整備した[2]。マラッカ、シンガポールと共に、イギリスによるマレー支配 である海峡植民地のひとつとなった。地名は当時のイギリス国王ジョージ4世に因んだものである。
1957年にマレーシアで最初の市となった。
住民
[編集]住民は華人(中国系)が多くを占め、古いたたずまいや文化が残る。そこにマレー系、インド系が加わって互いに共存してきた多民族都市である。
名所・旧跡・観光スポット
[編集]世界遺産に登録されたジョージタウンの旧市街ではイギリス、中国、マレー、インドなどの文化が混じりあった街並みを見ることができる。港にはイギリス東インド会社が建設したコーンウォリス要塞(Fort Cornwallis)が残っている[3]。
「コムター(Komtar)」という地上65階建、円筒形の複合ビルが町のランドマークとなっており、トウモロコシを思わせる形状から「コーンビル(Corn building)」の俗称もある。ホテル、レストラン、ショッピングセンター、バスターミナルなどが入っている。
町の中心部から車で40分ほどでビーチに着く。夜は屋台が並び、中華、マレー、インドの食文化が展開される。
世界遺産
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チョン・ファッ・ツィー・マンション | |||
英名 | Melaka and George Town, Historic Cities of the Straits of Malacca | ||
仏名 | Melaka et George Town, villes historiques du détroit de Malacca | ||
面積 |
核心地域 148 ha 緩衝地域 284.07 ha | ||
登録区分 | 文化遺産 | ||
登録基準 | (2), (3), (4) | ||
登録年 | 2008年 | ||
公式サイト | 世界遺産センター | ||
使用方法・表示 |
ムラカ(マラッカ)とともに、その歴史的街並みが2008年にユネスコの世界遺産に登録され、マレーシアでは初の文化遺産となった[2]。
登録基準
[編集]この世界遺産は世界遺産登録基準のうち、以下の条件を満たし、登録された(以下の基準は世界遺産センター公表の登録基準からの翻訳、引用である)。
- (2) ある期間を通じてまたはある文化圏において、建築、技術、記念碑的芸術、都市計画、景観デザインの発展に関し、人類の価値の重要な交流を示すもの。
- (3) 現存するまたは消滅した文化的伝統または文明の、唯一のまたは少なくとも稀な証拠。
- (4) 人類の歴史上重要な時代を例証する建築様式、建築物群、技術の集積または景観の優れた例。
観光
[編集]- カピタン・クリン・モスク - 1801年建造のモスク[4]。
- コーンウォリス要塞 - イギリス東インド会社の提督であったフランシス・ライトが初めて上陸した場所に建てられた要塞[5]
- セント・ジョージ教会 - 東南アジア最古の英国国教会。1818年建築[3][5]。
- シティ・ホール - 東インド会社の拠点だった場所で、現在は市議会会場として使用されている[5]。
- ペナン・プラナカマンション - 19世紀に建てられたプラナカン様式の建造物[6]。
- クー・コンシ(邱公司) - 邱(クー)氏一族によって建てられた中国寺院[3]。
- 極楽寺 - 東南アジア最大の仏教寺院。中国式・タイ式・ビルマ式の三様式からなるパゴタがある[6][7]。
姉妹都市
[編集]脚注
[編集]- ^ “CITY POPULATION”. 6 July 2023閲覧。
- ^ a b 地球の歩き方編集室(2019) p.130
- ^ a b c 地球の歩き方編集室(2019) p.140
- ^ 『ことりっぷ 海外版 クアラルンプール マレーシア』昭文社、2017年、66頁。ISBN 978-4-398-15527-6。
- ^ a b c “マレーシア・ペナン島 世界遺産ジョージタウンの見どころ”. JTBマレーシア支店. 2022年11月26日閲覧。
- ^ a b “世界遺産地区ジョージタウン”. マレーシア政府観光局. 2022年11月26日閲覧。
- ^ 地球の歩き方編集室(2019) p.143
参考文献
[編集]- 『地球の歩き方 D19 2020~2021年版』地球の歩き方編集室 編集、ダイヤモンド・ビッグ社、2019年11月。ISBN 978-4-478-82410-8。